about
concept
「もっと楽しい今にしよう!」をコンセプトにモノ作りをしています。
Lagimusim(ラギムシム)はインドネシア語で「今が旬」 という意味です。
ブランドロゴのタヌキのしっぼは、楽しげなイメージのタヌキから"遊び心を忘れない"という気持を込めています。
story
2010年に檜垣武史と村木香菜で活動をスタートしました。
夫婦となり2016年に東京から田舎へ移住。
山、川に囲まれた自然豊かな環境で製作しています。
少し長いですが、私たちのこと、作品づくりの経緯を下に紹介させていただきます。
お付き合いいただけたら幸いです。
Lagimusim(ラギムシム)はインドネシア語で「再びその季節」、転じて「今が旬」 という意味で私たちはとらえています。
檜垣がまだ舞踏家として活動していたころ、ダンスの先輩が公演先のインドネシアからハガキに一言、この言葉を書いて送ってくれました。 その後、現在の仕事を村木と立ち上げる時になって、改めてこの言葉が浮かびました。
「今をいつも楽しむ」ことを大事にしながら仕事をしていこう!
そう考えていた私たちをよく表していると感じ、屋号に決めました。
ブランドロゴのタヌキのしっぽは、私たちのスローガン「やる気、根気、タヌキ」から。楽しげなイメージのタヌキから、遊び心を忘れない、という気持を込めています。(2021.11マーク変更しました。)
専門学校で服飾を学んでいた村木と、ダンスの舞台づくりも手がけていた檜垣は、ともにモノ作りが大好きで得意!
ラギムシムを始めてからは、木の葉を樹脂でかためたピアスや、 カラフルな生地を組み合わせて縫ったバッグ(現在のpaaniシリーズにつながる)など、 アクセサリー類や雑貨を製作。カタログも手作りして飛び込み営業から始めました。
2011年、東日本大震災後に想いを込めて作り始めた折り鶴のピアスが、東京ミッドタウン(六本木)の 雑貨店に置かれ、ご好評をいただきました。
paaniバッグを含め、大手雑貨店や美術館などでもお取り扱いいただくようになりました。 イベントなどへの出店をお誘いいただくこともあり、徐々に販売先が全国へと広がりました。
納品に追いつかないほど製作に追われていた2014年夏、長男が生まれました。
しかし翌年、区役所から届いたのは、まさかの保育園の入園「不承諾」通知……!
檜垣はこのとき、仕事をこなすだけのような日々を、もう限界だと感じていました。妊娠後期から主に檜垣が一人で動いていたのですが、村木と二人でともに働かないと、やはり面白い仕事ができないのです。
絶望感いっぱいの中で、その場で二人で出した結論が、 「東京を出よう」でした。 不承諾通知をもらった数日後には移住セミナーへ。 そこで知った町へさっそく見学に行ったのです。
紹介してもらった古民家に足を踏み入れたとき、家族で暮らすイメージが湧いてきました。 町は子育てや教育に力を入れていて、移住者を歓迎する雰囲気も感じました。 その後、何回か見学を重ね、移住を迷うこともありましたが、 最後は、お隣のおじいちゃん、おばあちゃんの笑顔が決め手となりました。
田舎へ来てからは働き方も一変しました。
東京にいた時は、製作のかたわら、夜も打ち合わせや勉強のための店舗リサーチなど、 気ぜわしい日々でした。疲れていたけれど、それが普通だと思っていました。
ここでは、取引先や店舗など出歩く先はありません。 働く時間を決めて集中して取り組み、自分たちのペースで生活できるようになりました。お取引先とのやり取りは主にメールや電話で。月1、2回の出張は東京が多いですが、さほど苦痛ではない距離です。
2017年春には次男が誕生。週末は家族の時間と決めて、川や湖、海などへ 家族で繰り出します。子どもがもう少し大きくなったら、山登りもできるかな……。
移住して以降、工場にご協力をいただくなど、 いくつかの新たな出会いに恵まれました。 新作のアイデアや技術的なアドバイスをいただくこともあります。周囲の自然からもインスピレーションを受けます。おかげさまで作品の内容はさらに充実してきました。
お客さまや周りの方、お取引先や関係者の皆さま、そして私たち作り手。作品にかかわる全員が、楽しくなるように。 そんな思いでこれからも活動を続けていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!
村木 香菜・檜垣武史
profile
村木香菜
【図工女子】株式会社ラギム 代表取締役
Lagimusim設立。”葉っぱ”を「アクセサリー」に変換し、1年後には六本木ミッドタウンで商品としてお取り扱い頂きました。 ”折り紙”を「アクセサリー」に変換し、月200万円を売り上げました。 現在、渋谷ヒカリエや彫刻の森美術館など日本全国の主要拠点にて商品をお取り扱い頂いています。
檜垣武史
【タービン男】
人のエネルギーを最大限に引き出して引き立てる、バランスをとりながら大きな力に変えるのが特技。 少数精鋭パフォーミングアートグループの一員として、海外の美術館に招聘される等国内外で活躍。 六本木SuperDeluxe(Art系イベントスペース)で少数精鋭の一員として舞台作り担当として働き、週末のみだったイベントが毎日開催される人気スペースに発展。32歳に退社。Lagimusim設立。