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繊維産業のサスティナビリティ報告書を読んで。vol.10

繊維産業のサスティナビリティ報告書を読んで。vol.10

経済産業省のレポート「新しい時代への設計図」2021年7月をよんで日本の繊維産業の現状を勉強していこうと思います。

レポートの文章を抜粋したものに、コメントや補足しながら自分でも理解を深める。スタイルで読み進めていきたいと思います。よろしくお願いします。

vol.9の続きからです。

4.供給構造                     (1)背景                       我々の暮らしは、大量生産・大量消費の上に成り立ってきた。しかし、こうした事業活動や消費活動は限界を迎えているとの指摘があり、限りある資源を有効に活用していくことが重要である。繊維産業において、大量生産の仕組み自体をかえなければ、ならない、製品の生産量や供給量に関しても、適量生産・適量供給を目指していくことが求められる。

適量生産・適量供給は、具体的には、受注生産や小ロット管理生産、になると思います。この様な体制が当たり前の社会になるように僕は少しずつ始める。

(2)供給量増加の要因・影響              1980年代は、DC(デザイナーズ&キャラクターズ)ブランドブームに象徴されるように、高価な商品が多く購入された。しかし、その後の景気低迷によりデフレが進み、アパレル各社は商品の販売価格を下げるために人件費が安価であった中国などへ生産拠点を移転した。大量に生産することで単価が下げられた商品は、百貨店を始めとした多くの店舗に供給された。また、多くの場所に店舗を持つことで供給先が多くなり、それぞれの店舗において充実した品揃えをするために供給量が増加したとの指摘もある。さらに、あまり購入されない商品を大量に生産する可能性があり、値引き販売が常態化するようになった。消費者は値引きを予期・期待し、購入を控えるようになり、生価価格による売れ残り商品がさらに、増加し、値引き販売を繰り返す悪循環が生じている。

もう、最終局面にやってきた。適量生産・適量供給に変化するタイミングなのだろう。

今日はここまでです。

ありがとうございました。

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